11月14日(土)に五條市合併10周年記念式典がありました。
そこで、阿太小の児童2名が「わたしたちの五條市」について作文
を発表をしました。
常々教育長さんは、「五條市に誇りをもった子どもを育ててほし
い」と言われています。五條市が大好きな2人の作文に集まった人
々から惜しみない拍手が送られました。
その作文を掲載します。
『よしのがわ』 1ねん ますだこころ
「かわのみず、きらきらひかってて、きれいやなあ。」
「そうやなあ。きれいやなあ。」
わたしたちは、まいにちあだしょうがっこうへいくとき、あだばしをわたります。
はしのしたをながれているよしのがわをみながら、おともだちとおはなししています。
わたしのいえのすぐしたには、このきれいなよしのがわがながれています。やすみのひには、たくさんのひとたちが、カヌーをしたりかわあそびをしたりしています。ときどき、かわのほうから、たのしそうなこえがきこえてきます。わたしはいってあそびたいです。でもおうちのひとに、
「あぶないから、ひとりでかわへいったらあかんよ。」
といわれます。かわであそんでいるひとたちは、きをつけてほしいなあとおもいました。
このあいだのたいふうのとき、よしのがわのみずは、ちゃいろできたなくものすごくふえていて、うみみたいでした。おおきなきやはっぱやいろいろなごみもながれていました。あちこちにうずがまいていて、とてもこわかったです。
いつものきれいなよしのがわになるのに、なんにちもかかりました。もとどおりになってよかったです。いえのちかくにかんばんがあります。
よくみると、ごみやかんをすててはいけないとかいてありました。みんなでまもっていかないときれいなかわになりません。わたしもかん
やごみをすてないようにします。いつもおばあちゃんがいっています。
「ごじょうしには、しぜんがいっぱいあっていいところやなあ。」
わたしもしぜんがいっぱいのごじょうしがだいすきです。
『僕の大好きな五條市』 4年 川元悠多
五條市には、山や畑などの緑がいっぱいあり、吉野川も流れて、たくさんの自然にかこまれています。
春には、ピンクや白の梅、桃、桜の花がいっぱいさいてきれいです。
僕の住んでいる南阿田では、毎年4月の第一日曜日に『流しびな』という伝統行事が行われています。流しびなが和歌山県の淡島神社へ流れ着くようにして、女の子の病気ふうじをお願いします。地域の人たちが、おひな様を折り紙や千代紙で折り、頭には大豆を付けて、男びなと女びなを竹の皮の舟に乗せて流しびなを作ってくれます。それを、小学生の女の子たちが、「清く、正しく、明るく、健やかに育ちますように」と、願いの文を読んで、吉野川に流します。女の子たちは、着物をきせてもらって、とてもきれいです。男の子もいっしょに行って、「絵が上手になりますように」とか願いながら手をたたいて流します。
夏になると、吉野川で泳いだり、カヌーやラフティングをしたりしているのをよく見かけます。吉野川には、コイやアユ、フナ、オイカワ、ウグイなどが泳いでいます。僕たちも、学校からアユの放流にいきました。
秋になると、たくさんの柿ができ、山はオレンジ色にそまります。いなほも黄色になり、あちこちでいねかりをしている音が聞こえます。トンボが飛んでいたり、コオロギ、バッタ、カマキリもたくさん出てきたりします。僕は虫が好きなので、学校の行き帰りに虫を見つけて観察できていいなと思います。
冬になると雪がふり、雪だるまを作ったりして遊びます。金剛山は、真っ白になり、とってもきれいです。
そんな五條市が、僕は大好きです。
僕が大人になった時には、僕の大好きな五條市のことを、たくさんの人に知ってもらって遊びに来てもらったり、すんでもらったりしてほしいです。大ぜいの人達が集まって来る図書館、アスレチックや散歩のできる大きな公園などがあり、明るくにぎやかで、バスや電車がたくさん通る便利な町になるといいなと思います。
そのためには、もっともっと五條市の良いところを見つけて、「来たいなあ。」と思ってもらえるように、全国の人に知らせていきたいです。