12月20日(水)に、3・4年生で伝統工芸品作り体験をしました。
奈良市にある池田含香堂さんに来ていただいて、奈良団扇づくり体験をさせていただきました。
事前に自分達で考えた下絵を元に、団扇を作ります。
まずは、下絵の回りをカッターナイフで切っていきます。
細かい模様や、カーブになっているところは、とても難しそうでした。
職人さんは、20枚も紙を重ねて模様を切っていると教えてもらって、
「こんな細かい模様なのに、何枚も重ねてできるなんてすごい!!」という声や、
「全部手作業でやっているなんて大変」という声も聞こえてきました。
今回体験することで、伝統工芸品づくりの苦労を子どもたちなりに感じていたようでした。
カッターナイフで切った後は、のりづけです。団扇の骨になる部分に糊をつけていきます。
のりは、子どもたちが普段使っているものと違い、団扇作り専用のものだそうです。
粘りが強く、すぐ乾くのりです。
急いでのりをぬっていかないと乾いてしまうので、集中してのりづけしていました。
難しい作業も多かったですが、池田さんたちにサポートしていただきながら、
仕上げることができました。
伝統工芸品作りを体験することで、伝統工芸品のすばらしさや、
作ることの難しさなどをそれぞれ感じたことだと思います。
日本の様々な伝統にふれ、地域や日本で昔から受け継がれてきたものに
興味を持ち、心を豊かにしていってほしいと思います。