ヒメタイコウチから学ぶ生き物同士のつながり

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7月10日(金) 五條学(特色ある学校作り)の一環として「五條のヒメタイコウチを守る会」の会長 窪田敏さんをお迎えし、特別授業を行っていただきました。

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ヒメタイコウチとは、京名和自動車道の整備に伴う環境調査の際、県内で初めて生息が確認されました。それをきっかけに奈良県のレッドデータブックの絶滅寸前種に記載され、窪田さんや専門家らが中心となって保護活動を続られています。保護活動を行うだけではなく、ヒメタイコウチや、そのほかの絶滅危惧種の存在を知ってもらうために小学校や中学校などで、環境教育活動などもしておられます。

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今回の授業では、オス・メスの見分け方や飼育方法についての説明を受け、実際に繁殖のため飼育されているヒメタイコウチを手に取り観察も行いました。また、ヒメタイコウチだけでなく、海外の昆虫の標本コレクションなど珍しいものも見せていただきました。

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ヒメタイコウチは絶滅寸前種に記載されており、中学1年生のみんなが大人になる頃には、この世から姿を消しているかもしれない生き物です。そんな生き物を今回、実際に手にとって観察するという、たいへん貴重な体験をさせていただきました。また、すべての生き物というのは、何らかの形で必ずつながっており影響し合っています。ヒメタイコウチはとても小さな生き物ですが、いなくなると人間にも大きな影響を与えます。どうして、絶滅危惧種を守らなければいけないのか、今回の授業を通じて、少しでも、生き物と生き物のつながりを理解してもらえたらと思います。

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このページは、五條中学校が2015年7月14日 16:54に書いたブログ記事です。

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