8月23日(日)~8月24日(月)にかけて、五條中学校では、今年で第4回目になる避難所設置訓練を行いました。
今回、1年生5名、2年生7名、計12名の生徒が参加してくれました。
五條中学校が避難所になったことを想定し、パーテーションを組み立て、部屋を作成し、
タンクに水をため、訓練中は共同で使用しました。
五條市役所 危機管理課の木村さんより、避難所における発電機や簡易トイレについても
ご説明いただき、実際の避難所の現場ではどういったものが使用されているのか、その使用方法について学ぶことができました。
午後からは、五條消防署の方に協力していただいた避難訓練の際は、本校に避難指定を受けている自治会の皆さんや、
PTAの方々にご参加いただき、体育館で簡易担架の作り方やAEDの使用についての研修をうけ、
プールに移動後、水難訓練を行いました。研修中も、積極的に質問されるなど、大人も子どもも真剣に参加する姿が見られました。
その後、ペール缶で火をおこし、飯ごう炊飯でお米を炊き、お湯をわかしてお茶を沸かして
みんなでカレーを食べました。夜はダーク&ライト体験活動を行うなど、普段とは違った電気の無い生活を体験することで、
生徒たちも、電気が通っている状態で普段生活できることのありがたみを感じるとともに、
災害が起こった際の状況を想像する事ができたのではないでしょうか。
次の日は、朝から被災地の現状を学ぶため、五條市大塔町へ向かいました。
平成23年の紀伊半島の水害がどのように起きたのか、また当時の生活はどのようなものだったのかなど映像を交えて、
説明していただきました。その後、実際に水害があった現場を訪れ、水害で亡くなられた方々に黙祷を捧げました。
水害があった現場は、整地がされていましたが、山肌を見ると、当時の土砂崩れの様子をうかがうことができました。
被災地を訪れた生徒たちも、水害の恐ろしさを感じることができたと思います。
今回で4回目を迎える避難所設置訓練は、PTAや地域の方々、五條消防署、五條市役所、大塔町の皆様をはじめ、
多くの方々にご協力いただき、無事に終えることができました。
生徒たちも、2日間の避難所設置訓練を終えて、災害が起こった際に、自分たちがどう行動すればよいか
また、災害に対する普段の備えについて見つめ直す、良い機会になったのではないかと思います。