8月28(日),29日(月)の二日間にかけて、五條中学校では、避難所設置訓練を行いました。
本校生徒から13名が参加しました。
また、各自治体の方々にもご参加いただきました。
開会式
今年で5回目になるこの訓練は、五條中学校が避難所になったことを想定して行われます。
パーテーションを組み立て、部屋を作成し、
タンクに水をため、訓練中は共同で使用しました。
パーテーションで寝心地を確認する子どもたち...
1日目
救命訓練として大阪ライフサポート協会の福塚さんらにお越しいただき、AEDの使用方法などを学びました。
また、図上訓練を行い、避難所となった本校をどのように活用するかを生徒、教師、地域の方々で話し合いました。
訓練後は市役所の危機管理課の方に簡易トイレの設計について教えていただきました。
生徒たちも、この訓練の目標である「助けられる人から助ける人へ」というスローガンに相応しい活躍をしてくれました。
頼りになる顔つきになっていますね!
夕方からはペール缶で火をおこし、飯ごう炊飯でお米を炊き、お湯をわかしてお茶を沸かして
みんなでカレーを食べました。夜はダーク&ライト体験活動を行うなど、普段とは違った電気の無い生活を体験することで、
生徒たちも、電気が通っている状態で普段生活できることのありがたみを感じるとともに、
災害が起こった際の状況を想像する事ができたのではないでしょうか。
2日目
朝から被災地の現状を学ぶため、五條市大塔町へ向かいました。
平成23年の紀伊半島の水害がどのように起きたのか、また当時の生活はどのようなものだったのかなど映像を交えて、
説明していただきました。その後、実際に水害があった現場を訪れ、水害で亡くなられた方々に黙祷を捧げました。
水害があった現場は、整地がされていましたが、山肌を見ると、当時の土砂崩れの様子をうかがうことができました。
被災地を訪れた生徒たちも、水害の恐ろしさを感じることができたと思います。
今回で5回目を迎える避難所設置訓練は、PTAや地域の方々、五條消防署、五條市役所、大塔町の皆様をはじめ、
多くの方々にご協力いただき、無事に終えることができました。
生徒たちも、2日間の避難所設置訓練を終えて、災害が起こった際に、自分たちがどう行動すればよいか
また、災害に対する普段の備えについて見つめ直す、良い機会になったのではないかと思います。