今日、五條学(特色ある学校作り)の一環として「五條のヒメタイコウチを守る会」の会長 窪田敏さんをお迎えし、「ヒメタイコウチの保護」について学習しました。
今から10年ほど前、京名和自動車道の整備に伴う環境調査の際、県内で初めてヒメタイコウチの生息が確認されました。それをきっかけに、窪田さんや専門家らが中心となって湿地ビオトープ(人工的に作った湿地)を作り、様々な保護活動を続けて来られました。
ヒメタイコウチは水生昆虫で、現在は東海・近畿・四国地方の一部にしか生息しておらず、平成22年に「奈良県希少動物の保護に関する条例」により「特定希少野生動植物」に指定されています。
オス・メスの見分け方や飼育方法についてリーフレットなどをもとに説明を受け、実際に繁殖のため飼育されている実物を手に取り観察も行いました。
ヒメタイコウチのような希少動植物が生息できる環境を守ることは、五條の豊かな自然をを守ることにつながっているということを改めて確認することもできました。