6年生が広島への修学旅行を行うようになって30回目を迎えます。
7月10日、今年も現地で学んできた戦争に対する思いやを平和への願いを
まとめ、自分たちの言葉にして、堂々と全校のみんなに発表しました。
また、戦後70年の節目の年ということで、今年はこの五條の地で実際に
戦争の時代を体験した方々をお招きし、「学童疎開」、「五條の空襲」、
「北宇智での爆撃」、「外地での戦い」、といったテーマでお話し頂きました。
子どもたちにとっては、70年前といえばもうはるか遠い昔の歴史でしょう。
しかし、その時代を実際に体験した方々から、自分たちがよく知っている
大川橋に爆弾が落とされたこと、この五小に学童疎開の子どもたちが
来ていたこと、北宇智小学校が爆撃され、自分たちと同じような小学生や
先生が被害にあったこと、兵隊として戦地へ赴き辛く苦しい体験をしたこと、
といった生のお話を直接伺うことができ、それが歴史の物語ではなく、
今現在に繋がっているんだということを実感できる貴重な機会となりました。
「せんそうはぜったいに、いらん!」
3年生~6年生の児童みんなが最後まで静かにお話に聞き、それぞれに
戦争に対する思いを深めることのできた平和集会でした。