20年前に北宇智小学校を卒業し、現在京都大学iPS細胞研究所で生命倫理の研究をしている、澤井努さんを迎えて授業をして頂きました。
まずは、5年生と6年生向けに、研究者という職業について教えてもらいました。キャリア教育としての授業になります。身近で研究の仕事をしている人はそう多くないかも知れません。それも、今をときめくiPS細胞ということですから、聞いている方もワクワクします。ただ、このiPS細胞のことを聞いたことがあるという子どもが半数以下というのは、少し残念な気がしました。
一通りお話を聞いた後は、「生命倫理の研究とはこんなことを考えるのだよ。」と実際これまで議論されてきたことと同じ内容を、子どもたちに話し合わせました。子どもたちはホワイトボードに自分たちの考えを書きながら、楽しそうに話し合っていました。
放課後は、「倫理的に考えるということ」というテーマで、職員研修を行いました。道徳が教科として次年度より導入されます。倫理と道徳との関係、そして考え方を詳しく教えて頂きました。
澤井さんは、小学校時代は大工さんになると、卒業文集に書いたと言います。その時の輝く目は、今も同じでした。これからも活躍して欲しいと思います。