今日は、放送朝会をしました。
新型コロナウイルスに感染した人が、周りの人から心ない言葉をあびせられているとニュース等で聞くにつけ、子どもたちの人権に対する意識を高めたいと思い、放送朝会や学級で話をすることにしました。
放送朝会の内容を紹介します。(以下全文掲載)
おはようございます。
今日の放送朝会のお話は、新型コロナウイルス感染症についてです。
11月に入ってから、全国のコロナウイルスの感染者が急に増えました。2学期が始まったばかりのころと比べると4倍ぐらいの多さになっています。奈良県内の感染者も増えています。これほど増えてくると、身近な人が感染するということが起きてもおかしくありません。
皆さんは、普段マスクをしたり、手をしっかり洗ったり、健康的な生活を送って丈夫な体を作ったりといろいろ対策をしてくれていますね。とても大切なことです。昨年までは、皆さんの中に風邪やインフルエンザになった人がいたと思います。今年はさらに新型コロナウイルスが問題になっています。 症状もよく似ていますので、今後、皆さんの誰もがこうした症状を経験することがあると思います。具合が悪い人の中には、新型コロナウイルスに感染したと診断される人が出るかもしれません。
新型コロナウイルスには誰もが感染する可能性があります。ここで大事なことは、感染した人が悪いということではないということです。悪いのは、ウイルスであって、かかった人が悪いということは決してありません。もし、身近な人が感染したときは、思いやりの気持ちをもって、感染した人たちが早く治るよう励ましたり、治って戻ってきたときには温かく迎えたりしてほしいと思います。もし、自分が感染したり症状があったりしたら、友達にはどうしてほしいかなということを考えて行動してほしいと思います。
それから、コロナの治療に全力で取り組んでくれている医療に関係するお仕事をされている人たちにも感謝する気持ちをもってほしいと思います。今、感染者がどんどん増えているので、治療にあたってくれている人たちは、休み暇もなく働いてくれているのではないかと思います。
全国では、感染した人たちや治療に携わってくれている人たちが、差別的な言葉をかけられたり、不当な扱いをされたりしているということが起きているそうです。こうしたことが皆さんの周りで起きないように、今日のお話をしっかり覚えておいてください。
この後、学級の先生からもコロナについてのお話を聞いて、さらにしっかり考えましょう。
ご家庭でも、一度話し合ってみてください。
※リニューアルしたホームページは、スマートフォンからも見ることができるようになりました!