五條西中学校と牧野小学校は、2017年より施設分離型の小中一貫教育を進めています。昨年度は、地域や保護者の皆様からもご意見を伺いながら、両校の共通目標として、『社会を生き抜く自立した児童・生徒 ~やりぬく姿はかっこいい!~』を紡ぎ上げました。
さて、小中一貫教育で学力向上をめざすため、今年度は、まず「読解力の育成」をテーマに授業研究に取り組んでいます。1年を通してご指導いただいています奈良教育大学の米田猛先生は、読解力を「よむ力」と置き換えています。文字や文章を「よむ」だけではなく、表やグラフ、地図、年表、実験結果、楽譜、相手の出方なども「よむ」対象であり、すべての教科で必要な「考えイメージする力」です。そこで、この「よむ」力を付けるための小中合同研修を、今年度4回行う予定ですが、10月28日には、五條西中学校で国語・数学・理科の研究授業及び研究協議が行われました。小中教員で共に「よむ力」考えることで、9年間を通した見通しが生まれていきます。