3月4日に西吉野コミュニティセンター、5日に城戸五新線跡地で
全国にある未成線の中の「6つの未成線の利活用による地方創生」について語る
「国土政策フォーラム in五條」が開催されました。
4日はプレゼンやパネルディスカッションも行われ、5日は五新線跡地に
往復1kmの木レールが敷かれ、ミニ列車を走らせるイベントも行われました。
西吉野中学校の卒業生もイベントスタッフとして参加をして
盛り上げてくれていました。
五新鉄道は、明治末期、五條市から十津川、新宮市までを結ぶ鉄道建設への思いが高まり、
昭和12年(1937)から着工されました。吉野川に橋がかかり、生子のトンネル貫通まで
至りましたが、太平洋戦争が始まり資材の不足等の理由で、工事は中断されました。
戦争が終わり、工事が再開され、昭和34年(1959)に五條-城戸間の道路部分が完成して、
鉄道を敷く工事を残すのみとなりました。
しかし、経済などの変化によって、五新鉄道は中断されました。
その後バス専用道路として開業されましたが、2014年9月30日をもって運行を終了し、
10月1日に廃止されました。
西吉野中学校区には、その面影を感じることができる場所がいくつもあります。
そういう遺構を大事に未来につないでいきたいです。