12月14日(木)、2年生が西吉野中学校区の大塔を訪問し、防災学習を行いました。
平成23年(2011年)9月に発生した台風12、15号では奈良県南部が大きな被害を
受けました。
大塔の宇井地域では、9月4日の朝に土砂崩壊が起こり、土砂は川をせき止め、
段波と土砂は対岸の高台まで35メートル乗り上げ、1時間半後の7時過ぎにせき止めが
決壊し、尊い命が失われ、甚大な被害がもたらされたのです。
その当時のことを、五條市役所危機管理課の方や大塔支所の方に説明していただきました。
また、五條市の洪水・土砂災害ハザードマップで西吉野中学校区内のことについて
教えていただきました。
その後、水害があった現場を訪れ、水害で亡くなられた方々に黙祷を捧げました。
2016年9月に建立された慰霊碑は、赤い球と左右に翼のように伸びるデザインは、
「紀伊山地から昇る太陽」をイメージしていて、裏面には同町で犠牲、行方不明となられた
11人のお名前が刻まれています。
被害のあった現場は、整地が進んでいますが、山肌を見ると、その時の様子を
うかがうことができ、土砂災害や水害の恐ろしさを改めて感じました。
10月には、神戸の「人と防災 未来センター」を訪問し、今回、校区の大塔を
訪問しました。
災害があった時、自分がどう動くか、まわりの人との助け合いやつながりの深さを
心に刻みました。
「自助・公助・共助」これが人々の大きな力や支えとなるんですね。