約1ヶ月あまり、卵から孵したヒメタイコウチを5年生で育ててきましたが、なかなか餌付けも難しく、脱皮をしてなんとか育ったのが2匹でした。
そして、いよいよその2匹を、京奈和自動車道沿いにあるビオトープに返す日がやってきました。
実は、5年生児童たちにとっても、自然のヒメタイコウチがどんな場所に生息しているかを見るのは初めてです。
事前の許可申請を行った上で、生息状況調査も兼ね、実際に、ビオトープ内で採集にチャレンジしてみました。
湿地に長靴をもぐり込ませながら、おそるおそる足を進めていくと、やがて「おった!」という一人の声を合図に、みんが夢中に水辺をのぞき込み始めました。
そのあと、京都府立大学の中尾先生から、奈良県の「特定希少野生動物」に指定されているその希少さについて説明も受けました。
このヒメタイコウチを保護していく活動は、毎年、阪小の5年生によって引き継がれていきます。
カモフラージュの得意なヒメタイコウチをさがしています。
【問題】この写真の中にいるヒメタイコウチを探してみて下さい。
自分たちで育てたヒメタイコウチをビオトープに返しました。