五條市でも、台風21号の被害が報告され、土砂崩れや河川の氾濫など、危険個所がいくつかありました。本校校区も例外ではなく、心配な状況でした。
21号が通り過ぎた後、少しの晴れ間と、中間テスト開けを利用して、10月27日(金)の放課後に、「生徒会環境保健委員会と有志」で、ボランティア活動をしました。
栄山寺付近の側溝に溜まった泥が原因で、道路に水が溢れ出ているのを知り、泥を溝から上げる作業をしました。五條土木の方も来られており、一緒に作業をさせていただきました。
側溝に溜まった泥はたくさんの量で、バケツに入れると、とても重く、力と根気のいる作業でした、しかし、誰一人「汚い」とか「嫌だ」と言わず、黙々と作業を行ってくれました。女子生徒が重い泥を持とうとすると、すかさず男子生徒が、手を貸すなど、お互いに協力する姿が見られました。
泥は瞬く間に、トラックの荷台いっぱいになりました。
五條土木の方が、丁寧に優しく指導してくださり、安全に作業を終えることができました。ありがとうございました。
最後に、五條土木の方が、「やってみるか?」と言って、道路の泥を片づける洗浄機を体験させてくださいました。
帰りは、栄山寺から学校まで、道路のごみを拾いました。台風の雨風の影響で、木々や木の葉がたくさん落ちていました。また、空き缶やビニール袋なども持ち帰りました。
「少しでも復旧を」「地域のために」という生徒たちの思いが伝わってきたボランティア活動でした。高齢化と言われている課題には、地域の担い手として中学生の若い力が必要なのだと改めて感じたボランティア活動でした。