日本語指導員の松浦先生が、「水餃子」を手作りして、ふるまってくださいました。
先生は、30歳くらいまで中国で育ちましたが、結婚後、日本人のお母様のところへ来られ、以来、日中の架け橋として、日本語指導に携わってくれています。五條市の市民講座で、中国語指導も担当してくれています。
さあ、これから「水餃子」作りです。
中国で餃子と言えば「水餃子」だそうです。もちろん、皮から手作りです。
今は、お孫さんや親せきが来ると手作りしてふるまうそうです。特に、お孫さんとは、皮から一緒に作るそうで、料理を通してコミニュにケーションを深めているようです。
本校では、日中友好として3学期に「華南師範大学附属外国語学校の生徒」と交流をしましたが、行事的な交わりだけではなく、このような自然な結びつきがあります。
職員も一緒に料理しました。ALTのスーミン先生も手伝ってくれました。スーミン先生のご両親は中国出身ということで、小さい頃より家庭では、中国語と英語を話していたそうです。
料理をしながら、松浦先生と流暢な中国語で会話をしています。
餃子作りのポイントは・・・
〇中力粉1㎏に水500cc
水餃子の水は冷水を、焼き餃子の時はぬるま湯を。
よーく、こねましょう。 こねたら、30分位ねかせましょう。
〇具作りです
今日の具は、豚ひき肉とエビ、ニラです。
爪楊枝でエビの背ワタもとりましょう。料理は手抜きせずに!がモットーです。
餃子の中に入れる具は、何でもいいですよ。
でも、ひき肉と茄子
ひき肉と白菜
ひき肉とピーマン
という様に、別々にして包みます。一緒にしてしまうと、野菜そのものの味が損なわれます。野菜のおいしさを味わうためにも、何でも一緒に入れて包まないのよ。
〇皮を作りましょう。
麺棒で薄くのばしましょう。
とても器用な手さばきです。スーミン先生も、具を包む作業をしています。スーミン先生も家で、おお母さんから教わってきたので、手慣れたものです。
先生方も参加しました。
中国での生活や学校生活など、経験談を聞かせていただきながら、餃子ができました。楽しい会話で、あっという間に、たーくさん・・・・・
〇ゆでますよ・・・・
くっつかない様にかき混ぜてね。
熱いお湯でゆでるのがコツです。
途中で、差し水をします。ゆであがったか確かめるのは、一つを持ち上げて、皮と具が中で"ぷるん"と剥がれたらOK。
〇完成です!
皮が、もちもちしていて最高!
さすが、本場仕込みの「水餃子」です。
市販の皮を買ってきて、餃子を作る家庭が多いと思いますが、こうやって、皮から手作りすると、もっちり感が出て、特に水餃子はあっさりしているので、いくつでも食べられると思います。
食文化は、それぞれの国の伝統や歴史を持っており、そこで暮らす人たちの思いも伝えるものです。違いはあっても、互いに認め合い、互いに協力しあう人間関係を築けていくことができれば、友好という絆も更に深くなると感じます。