2019年3月アーカイブ

3月19日、学年集会で、この1年間の反省と来年度に向けての心構えを聞いた後、平和学習を行いました。

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最高学年に向けて

「ベクトルを自分に向けよう」
 新しい学年になると、クラスも変わります。進路についても真剣に考えていかなくてはなりません。クラスが変わることについて、このままがいいやと思ったり、不安に思ったりするかもしれません。勉強も難しくなるかもしれません。また、進路は個人戦のように見えるかもしれないけれど、団体戦なのです。クラスが学年が同じ方向を向くことで、進路もクラスも前に進めるのだと考えてほしいです。離れるのがイヤとか、後ろ向きに考えるのではなく、新しい友人関係を築くんだと思うことで、新しい力やプラスの力が生まれるのです。勉強も同じ。わからないから逃げ出すのではなく、努力をしてほしい。誰かのせいにしたりするのは簡単。そうではなく、ベクトルを自分自身に向けてほしいのです。自分に向けて努力をすることで、自分もクラスも同じ方向を向けるのです。一人一人が、自分と向き合い、努力し、皆が同じ方向で進める最高学年にしてほしい。

≪さとうきび畑の唄≫視聴
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 名曲「さとうきび畑」をモチーフにしたドラマをクラスに分かれて、視聴しました。
 3月23日は、沖縄戦の悲劇を歌った『さとうきび畑』の作詞・作曲をした寺島尚彦の忌日です。「さとうきび畑」の曲は、1964年6月、シャンソン歌手・石井好子さんの伴奏者として、まだ米国統治下にあった沖縄を初めて訪れた寺島さんが、公演の合い間に、摩文仁の丘」を訪ねた時、眼前に広がる緑に波打つさとうきび畑の下に、まだ多くの戦没者の遺体が埋まっているという現実を案内人から知らされ衝撃を受け、1967年に作られたものです。
 「ごうぜんと吹き抜ける風の音だけが耳を打ち、戦没者たちの怒号と嗚咽を確かに聞いた気がした」と述べています。
 修学旅行を通して、戦争や平和について考えてみたいと思います。その学びは、学校生活や仲間づくりにも活かしていけるような深いものとなるようにしたいと思います。



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 3月19日、1年生は、百人一首大会を行いました。インフルエンザの流行のため、延びていた百人一首大会。楽しみにしていたこともあってか、元気な声が武道場に響いていました。
 卒業式のあくる日(3月16日)には、霙が降ったりと、先週末より肌寒い日々が続いています。当日も、あいにくの雨で、寒かったのですが、1年生は元気です! 
 「ハイ!」「ハイ!」という大きな声を聞いていると、"芽吹く春"という季節の訪れと共に、成長した姿も重ねてみることができました。







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卒業式

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 3月15日(金)、平成30年度 第57回卒業証書授与式が行われました。68名の3年生が、五條東中学校を巣立っていきました。
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≪学校長より≫
 それぞれのことを思い出すと、常に1年生や2年生の模範となる姿に深く感動しました。部活動においても目を見張るものがありました。
 4月からは新しい人生の始まりです。いろんな苦難に遭遇するでしょう。そんな時に「感謝」の気持ちを忘れずに、最後まで諦めずに全力で立ち向かってほしいと思います。
 シアトル・マリナーズのイチロー選手は、こういう言葉を言っています。「結果が出ないとき、どういう自分でいられるか。決してあきらめない姿勢が、何かを生み出すきっかけをつくる」。調子が悪いときは想像もしなかった出来事が起こるだろう。それを避けることはできない。そのような事態にあったときに決してあきらめない姿勢を常に保つことが大切で、その姿勢さえあれば、また調子のいいときがくる。そして、調子が悪いときを乗り越えた自分に自信を持ち、新しい何かが生まれるのである。と言っているように思います。新しい世界に向かって、胸を張って、笑顔で旅立って下さい。

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卒業おめでとうございます。心よりお祝い致します。

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 3月13日(水)、3年生が校舎をきれいにしてくれました。
 真剣に取り組んでいる顔は、母校への感謝と、新しい旅立ちへ向かう強さが加わっているように感じられました。
 本校の校舎は古いですが、後輩たちにも、大切に使ってほしいという願いを込めて、隅々まで磨き、丁寧に埃をとりました。
 気持ちよくなった校舎で、東中の伝統を引き継いで下さいね・・・・・



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 期末テスト終了後、環境保健委員・生徒会執行部・有志が集まり、震災グッズを作りました。

 3月11日は、東日本大震災が起こった日です。大震災から8年を迎えます。
 卒業を控えた日に、突然起こった震災に、私たちは傷つき、悲しみ、苦しんできました。少しずつではありますが、未来に向かって歩み始めています。
 思い起こせば、8年前、金曜日の6時間目、どの学年も学活や学年集会をしていました。関西では揺れなどの被害はありませんでしたが、終わりの会が終わり、テレビをつけると、東北で大変なことが起こっていると、ニュースにくぎ付けになったことが蘇ります。
 「私たちも、震災について考えよう」という思いから、環境保健委員会や、生徒会執行部、有志の人たちで、防災グッズを考えてみました。
 新聞や、段ボールを利用した防災グッズを作ってみました。避難生活や復興などでは、中学生は大きな力となります。私ができること・・・私たちができること・・・は何かを考えながら、若い力を発揮してほしいと思います。

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←新聞紙で作った頭巾











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←新聞紙で作ったスリッパ















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←段ボールを利用した簡易ベッド

(プライバシーが守れて眠れるように・・・)









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←これは、H27年度うちの学級卒業生が美術科教師と共同制作したものです。







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今回、段ボールで製作したトイレ→


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 職場体験を終えると、仕事について振り返り、学んだことを深めます。その中で、自分の考えをまとめたり、班の人たちの意見も聞きながら、これからの生活にどう生かしていくか、あるいは、自分の将来について見つめていきます。

 本年度は、職場ごとにまとめた報告書を作成しました。










≪報告書: 21の体験場所より≫
働くとは・・・?
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〇働くとは「コミュニケーション」
〇働くとは「成長するきっかけ」
〇働くとは「協力」
〇働くとは「人を成長させるもの」
〇働くとは「人を笑顔にするもの」
〇働くとは「協力すること」
〇働くとは「協力すること」
〇働くとは「人とのコミュニケーション」
〇働くとは「やりがいのあるものである」
〇働くとは「人を成長させるもの」
〇働くとは「お金を稼ぐことだけじゃない。笑顔も収入の一つだ!」

〇働くとは「動きつつ、学ぶこと」
〇働くとは「人間関係を築く」
〇働くとは「お客さんとの出会い」
〇働くとは「自分に頼られること」
〇働くとは「結果が出るまで時間がかかる」
〇働くとは「社会に貢献すること」
〇働くとは「楽しむこと!!!」
〇働くとは「人の役にたつこと」
〇働くとは「社会への貢献」
〇働くとは「社会を動かす」

 他に、報告書では、楽しかったこと・苦労したこと・しんどかったこと・やりがいを感じた瞬間・体験して大切だなぁと感じたこと・後輩に伝えたいことについても書いています。
 後輩へのアドバイスとして、"自分から話題を作り、積極的に話しかけることで、色々な話もできるよ"とか、"お願いされたことなど、一度で理解してメリハリをつけて行動するように心がけて""自分から仕事をさがして""挨拶と笑顔が大事"など、大人が聞いてハッとさせられる内容です。これからの学校生活に生かしたり、将来の職場でも役立つであろう心構えを学ぶことができました。とてもいい体験をさせていただいたと思います。

 

 2月19日(火)、大淀養護学校と本校1年生が交流をしました。4時間目の学活の時間に、一緒に"どら焼き"を作りました。
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 ホットケーキミックスをこねて、ホットプレイトで焼きました。 生地をプレートに流し込む作業を一緒にしました。「ちょっと焼きすぎたぁ・・」という班もありましたが、大成功! とても上手にできました。
 中身は、あんこ、チョコレートなど、みんな大好きなものばかりで、たくさん出来た"どら焼き"もペロリ・・・ぜーんぶ食べました!
 


 その後、1年生A組で給食を食べました。その日のメニューは「八宝菜」。一緒におかわりもしました。おしゃべりをしていると、自動車や電車など、乗り物が大好きな事がわかりました。大好きなだけあって、とても詳しくて、毎日、学校の図書館に行っていると教えてくれました。
 1年生の皆さんは、図書室へはどれくらいの間隔で行っているのでしょうか? 本は読んでいますか? 友達のいいところは見習いたいですね。

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 見た目はイマイチと思うかもしれませんが、味は世界一! 友情がいっぱい詰まった"どら焼き"です。
 お互いを理解するために、共に活動する機会を作る事は大切な事です。

今日の出会いに感謝したいと思います。
今日の活動をうれしく思います。




わたしはひろがる   岸武雄

わたしは小さいとき、
おやつのお菓子が弟より大きくないとおこった。
じだんだふんで泣いたこともある。
わたしが世界のすべてであった。
わたしが世界のすべてであった。

やがてわたしは、弟もわたしと同じように、
大きいお菓子をほしがっていることが、わかってきた。
わたしはけんかしながらも、
同じように分けることをおぼえた。

ときには、弟があまりうまそうに食べるので、
自分のぶんも分けてやった。
弟といっしょにお菓子を食べると、
お菓子の分量はへったが、なんとなく楽しい。
こうして、わたしの中へ弟がはいってきた。
こうして、わたしの中へ弟がはいってきた。

おかあさんがどんなに忙しそうに働いていても、
わたしは、平気だった。
おかあさんは、ああいうものだと考えていた。
やがてわたしは、「おかあちゃん わたしも手伝おうか」
と、いえるようになった。
おかあさんと仕事をすると、
なんとなく楽しい。
こうして、わたしの中へおかあさんがはいってきた。
こうして、わたしの中へおかあさんがはいってきた。

わたしは勉強するとき、
テストのことがいつも気になった。
どんなに仲のよい遊び友だちも、
テストになると、かたきのように思えた。
あの子、まちがえてくれないかなあ、と、
ひそかに心の中で思ったこともある。
テストが、わたしの勉強のすべてであった。
テストが、わたしの勉強のすべてであった。

やがてわたしは、小さいグループで、
教え合ったり助け合ったりして勉強することをおぼえた。
こうした勉強をつづけていると、
わかっているつもりの問題も、友だちから質問されると、
何と答えてよいのかわからぬことが、たくさん出てきた。
今までできないと思っていた友だちが、
だんだんえらく思えてきた。
こうして、わたしの中へ、友だちがはいってきた。
遊び友だちばかりでなく、勉強の友だちがはいってきた。

養護の子がへんなことをいうと、
わたしはよく声をあげてわらった。
わたしとは生まれのちがう、
あわれな子だと考えていた。

でも遊んでやらねば、と思って
がまんしてつき合っていた。
しかし、このごろ養護の子はわたしを見ると、
「おはよう」といって明るくとびこんでくる。
すると、わたしの心は蕾のようにふくらんでくる。
とてもあんなすなおな子には、かなわない。
こうして、わたしの中へ養護の子がはいってきた。
こうして、わたしの中へ養護の子がはいってきた。

わたしは理科の勉強をしながら
大きくなったらすばらしい発明や発見をして、
お金や名誉で身をかざろうと考えていた。
しかし、先生に科学の歴史のお話を聞いてから、
わたしの考えは、だいぶん変わってきた。
つまり、どんなにすばらしい発明や発見をしても、
なかまのしあわせにならねば、 
なんにもならないと、考えるようになった。
かのノーベル博士が、
自分の発明したダイナマイトが、戦争のために使われるのを悲しんで、
人類の平和と文化のために尽くした人々におくる、
ノーベル賞をつくった気持ちが、
少しわかったような気がする。
こうして、わたしの中へ、ほんとうの勉強のめあてがはいってきた。
こうして、わたしの中へ、ほんとうの勉強のめあてがはいってきた。

わたしは社会科を勉強しながら、
数字やグラフを一生けんめい暗記した。
日本が生産力で世界第何位と聞くと、
ただそれだけで、むねを張って喜んでいた。
やがてこうした数字やグラフの背後には、
ひたいに汗して働く人々のいることを考えるようになった。
こういう人々がすべてしあわせにならねば、
日本の国はいばれないと思うようになった。
こうして、わたしの中へ愛国心がはいってきた。
こうして、わたしの中へ愛国心がはいってきた。

わたしはベトナムの悲しい写真を見ても、
アフリカのあわれな黒人の話を聞いても、
遠い国のできごとのように思って、平気だった。

でも、このごろは、
ベトナム人も黒人も、わたしたちのなかまのように考える。
ベトナムの写真をみたり、黒人の話を聞くと、
心がうずき、むねがいたむ。
こうして、わたしの中へ、ベトナム人や黒人がはいってきた。
こうして、わたしの中へ、ベトナム人や黒人がはいってきた。

ああ、わたしはたったひとりなのに、
むねの中のわたしは、
弟もおかあさんも養護の子も、ベトナム人まで包んで
ひろがる、ひろがる......。

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