5月20日(月)~22日(水)、沖縄への修学旅行を実施しました。
【目的】
・戦跡を訪ね、平和への思いを再確認する。
・自然の豊かさや琉球文化を体験活動を通して知り、文化の多様性と国際理解を深める。
・沖縄の暮らしと人々の生き方にふれる。
・社会のルールやマナーを学び、社会の一員としての自覚を高める。
・集団行動を通して、自主・自立・協調の精神を養う。
PTA会長様をはじめ、たくさんの方が見送ってくださいました。ありがとうございました。
沖縄到着! 昼食は・・・沖縄そば・ジューシー(沖縄風炊き込みご飯)・紅イモフライ・フーチャンプルです。まずは、食文化から!
平和学習
平和祈念公園は、「沖縄戦終焉の地」です。
ガイドさんから、詳しい説明を受けました。真剣に耳を傾け、一つ一つの言葉をかみしめながら心に刻みました。
雨が降ってきたため、傘をさしながら平和の礎をまわりました。沖縄戦がどれだけ悲惨だったかは、今の私たちは話を聞いたり資料を見たりすることでしかわかり得ませんが、雨にうたれる海岸線を見つめていると、知らなければいけないという思いを強く持ちました。
平和宣言を行いました。
62名は沖縄について学び、命について考え、この沖縄に来ました。
唯一地上戦が行われ、たくさんの沖縄県民の方々が犠牲になったと知りました。その時代を生きた人々にとっては忘れたり、記憶の中から消し去ったりできないほどの大きな傷になっているとわかりました。私たちはこの方々の思いを決して忘れてはなりません。私たちは命を大切にし、人を笑顔にできる人になりたいと思っています。つらい戦争の中で戦い、その中で生きた人がいるからこそ、今の平和があることを忘れてはいけません。私たちは一日一日を大切にし、一生懸命に生きていきます。過去の過ちから学び、私たちが平和の先導者になることをここに宣言します。
折り鶴を捧げ、平和を祈りました。
白梅ガマ体験
ガマの中は暗く、ひんやりとしていました。こんな真っ暗な中で、負傷した方々をお世話したんだ、しかも、私たちと年齢が違わない方たちが・・・胸がつめつけられるようです。
ガイドさんの話を聞いたり、実際にガマ体験をすると、ほんの少しかもしれませんが、戦争の恐ろしさを知ることができました。また、自分の体で感じることで、戦争や平和を考えるという気持ちを後押ししてくれたように思います。
ひめゆり資料館では、「アニメひめゆり」を鑑賞し、グループで資料館をまわりました。たくさんの証言を読むと、あらがいようもなく戦場へと向かわされた10代の方たちの心の内と行動を知りました。語り部の方たちもだんだん高齢になっていると聞きます。私たちは、今、語り伝えてくれる、平和への祈りとメッセージを受け止めなければいけないと思いました。
ホテル到着
よろしくお願いします!
さあ、夕食は、楽しみのバイキング。みんなのお皿は「大盛り」です。平和祈念公園での雨もやみ、窓からはきれいな海が見えています。
エイサー体験
今年のエイサーは、「創作エイサー」です。「安里屋ユンタ」や「海の声」の曲に合わせて、力強い踊りを見せて下さいました。
創作エイサーは、三線の音色、太鼓の音、躍動感あふれる舞い、これらの伝統エイサーの魅力に加えて創られた、ポップダンスエイサーだそうです。
今日の服装は、キジムナーのイメージで作った衣装だそうです。
さあ、一緒に踊ってみよう!
夕食時にやんでいた雨ですが、エイサー体験になるとポツポツと・・・屋外でのエイサーができなくなり、ロビー広場で行うことになりました。
2日目は快晴
朝食を食べたら、マリン体験です。
マリン体験
バナナボート、海水浴・・・
思う存分沖縄の海を楽しみました。
最初は不安だったバナナボートですが、「たのしいっ」「おもしろかった!」と、笑顔がはじけていました。沖縄の太陽の様に、3年生の友情は熱く輝き、透き通るブルーの海の色の様に、優しく・・・
さあ、うるま市民泊へ出発です。
沖縄の家庭での生活が、楽しみです。一緒にご飯を食べたり、観光に連れて行っていただいたり、ワクワクすることばかりです。
体験の様子は後日・・・
3日目は、首里城見学と国際通り散策
世界遺産の首里城見学。鮮やかな朱色に塗られた城は、琉球王国の歴史が感じられ、圧倒されました。昼食には、タコライスをお腹いっぱい食べ、国際通りへ・・・
家族や友達にお土産も買いました。グループで計画的まわることができました。
南国情緒あふれる月桃の花。
沖縄ではこの月桃の葉っぱでお餅(ムーチー)を包んで蒸すそうです。
2泊3日の沖縄修学旅行。1日目は残念ながら雨となりましたが、2日目以降はよく晴れ、充実した活動ができました。平和を考え、海に遊び、世界遺産を巡り、すばらしい旅となりました。
私たちを送り出してくれた保護者の方にも感謝したいと思います。ありがとうございました。
月桃
1 月桃ゆれて 花咲けば
夏のたよりは 南風
緑は萌える うりずんの
ふるさとの夏
2.月桃白い花のかんざし
村のはずれの石垣に
手に取る人も 今はいない
ふるさとの夏
3.摩文仁の丘の 祈りの歌に
夏の真昼は 青い空
誓いの言葉 今も新たな
ふるさとの夏
4.海はまぶしい キャンの岬に
寄せくる波は 変わらねど
変わるはてない 浮世の情け
ふるさとの夏
5.六月二十三日待たず
月桃の花 散りました
長い長い 煙たなびく
ふるさとの夏
6.香れよ香れ 月桃の花
永久(とわ)に咲く身の 花心
変わらぬ命 変わらぬ心
ふるさとの夏